今年の東京モーターショー、ヤマハの隠し球は何だろう

なんか最近「隠し球」などのキーワードで検索してこのサイトにきてくださる方がそう多くはないとはいえ、いらっしゃるようです。そこで、今年はまだ間に合うようなので、ちょっと書いてみようかと。

前回の東京モーターショーで、事前に発表される展示台数の帳尻が合わず、「隠し球は、(当時は未発売だった)VMAXかも」と思いながら、ブログのエントリーを公開しなかったということがありました。で、翌日に書いたのがこれですね。で、今年のモーターショーではどうかというと、ワールドプレミア(WP:世界初公開)が2台まだ発表していないようです。

なぜ、そう思うかというと、まずこれを書いている時点でヤマハ発動機が公表しているリリースは以下の2つになります。(でいいですよね。見逃している?)

第41回東京モーターショー2009 ヤマハ発動機の出展モデルについて(Part 1)
第41回東京モーターショー2009 ヤマハ発動機の出展モデルについて(Part 2)

 

これらを見ると、WPとしてPart1では新型のSR400、Part2では電動バイクを2台紹介している。一方、この2つのリリースではWPが合計何台あるのかというのは掲載していないようです。

しかし、東京モーターショーのWebサイトには出品車両数一覧ってのがありまして、それを見るとヤマハのWPは「5」となっているんですね。前回のモーターショーでは最後まで公開しなかったのはVMAX1台だけだったんですが、今回はまだ2台未公開が残っているんだろうか。おーっ、って感じですね。ちょっと期待したくはなります。

ただ、一方で「いやー、実はWPの数を減らしたんですよ」なんてことになっていたりするのも嫌ですね。そんな野暮はやめてほしいんだけど、どうなんでしょう。

まあ、 WP5台が間違っていないとすると、それは何かってことが問題になります。マスコミ向けには今日から公開なので、今日にでも発表されるのでしょうが、まあそれはそれとして、今年こそは勝手に考えてみます。(予想は、外れるんだろうか)

一応、事前に漏れている?情報だと、可能性がありそうなのはTMAXの750cc版でしょうか。あと、個人的にちょっと期待したいのは、前回展示されていた「XS-V1 Sakura」の製品化に向けた展示ですかね。 (ちなみに、リンク先は前回のモーターショーのときのリリースなので。念のため)

ホンダはCB1100を製品化するようですし、空冷で同程度の排気量の対抗馬を出すってのはおもしろいと思うんですけどね。いかがでしょう。あるいは、今まで見たこともないヤツがお目見えするんでしょうか。それはそれで楽しみではあります。

ちょっと気になるのは、これまでの発表資料で電動自転車も公表しているんですよね。 残りのWPも電動自転車だった、なんてことになると拍子抜けしますが、どうなんでしょう。個人的には、そもそも東京モーターショーでは、電動であってもそもそも自転車の展示は見たくはないと思うのですが。

まあ、いずれにしても東京モーターショーは見には行きたいと思ってはおります。

ビューエルが消える

これは驚いた。今すぐどうこうという話ではないのでしょうが。

ハーレーダビッドソンは、ビューエルの生産を10月30日で中止するとのこと。どうやら「今後一切」ということのようです。同時にMVアグスタは「売却」ということになっているので、ということはビューエルをどこかに売るという選択肢もなく、大きな流れとしては、このままビューエルのバイクは無くなるということのようですね。

出所は、まず英語は

ハーレーのリリース
→第三四半期の報告の中で途中で出てきているようです

Details of Buell and MV Agusta Actions
The Company will discontinue production of Buell motorcycles. Remaining inventories of Buell motorcycles, accessories and apparel, while they last, will continue to be sold through authorized dealerships. Warranty coverage will continue as normal for Buell motorcycles and the Company will provide replacement parts and service through dealerships.

そしてアメリカのビューエルのサイトではトップページ上に張った動画でビューエル氏自身が説明。やつれているように見えるのは先入観のせい?

 Q&Aのページもあります。

以上、英語だったりするわけなんですが、日本語の情報はというと、あんまり無いんですよね。たとえば、ハーレーの業績を報じたニュースというのはありましたが

 不況に伴う販売の落ち込み、「MVアグスタ」部門売却などに絡む費用計上が響いた

 

と、どうやら「など」の中の話なんでしょうか。MVアグスタの名前は出ているのにですね。

ということで日本語で情報がわかったのは、あとは2ちゃんねるのビューエルスレッド(さすが)と、あとはウェビックのバイクニュース。こちらです。

ちなみに、日本のハーレーやビューエルのサイトには何の情報もありません。日本には情報がないにしてもその旨をきちんとすばやく説明すべきではないでしょうか。社内にネット上の危機管理とかいう発想はまだないんですね、きっと。今まではそれでよかったんでしょうけども。(俺みたいな?)外野が勝手にあれこれ言う前に情報発信をすべきだと思います。バイクのオーナーは「公式発表」が無いと不安だと思いますよ。

個人的には、実は1度だけ試乗会に出かけてユリシーズの試乗というのはしたことがあります。ビューエルについては、そのくらいの接点しかありませんが、 ユニークなバイクを作るメーカーとしてがんばっているなあとは思っていました。ですので、(しばらくは大丈夫だとしても、いずれ)このバイクが無くなっていくというのは、とても残念です。

久しぶりにブログを書いたネタがこれかよ、と言われると恐縮なのですが、とにかく驚きました。 どこかの企業が「だったらウチが買って生産を続ける」とか言ったりしないんですかね。いないのかなあ。