やっぱり厳しいんだなあ、というのがベタだけど正直な感想。
ニュースをググっていたら
という記事を見つけてしまった。「大型車の販売が減るため」だそうですが、どれかの機種が思ったよりも売れなかったってことでしょうか。まあ、今時の原油高という事情を考えると燃費のもっと良い小型のバイクへのシフトが進んだ、なんてこともあるのかもしれません。
ただ、ヤマハだけがおかしいと考えるのも、ちょっと変な気がしたので国内市場についても調べてみた。日本自動車工業会の2008年6月の自動車生産実績(現時点ではこれが直近)によると、
6月の国内需要(出荷)は45,656台で、前年同月比27.3%の減少となった。(うち原付第一種23,253台で前年同月比41.9%の減少、原付第
二種11,565台で同84.2%の増加、軽二輪車4,683台で同63.4%の減少、小型二輪車6,155台で同66.5%の増加。
とあって、1-6月で見ても
上半期(1~6月)の国内需要(出荷)は264,309台で、前年同期比22.1%の減少となった。(うち原付第一種151,318台で前年同期比
35.4%の減少、原付第二種57,709台で同56.1%の増加、軽二輪車28,252台で同37.4%の減少、小型二輪車27,030台で同
18.6%の増加。)
ということだそうです。 ここで言う「小型二輪車」は排気量が250ccを超えるバイクですが、ここでは増えていますね。ただ、もしかするとメーカーからの出荷が多くても、店舗など流通段階で在庫としてたまっていたりなんてこともあるのかもしれませんが。
いずれにしても全体としては国内需要は厳しいんですね。 あんまり売れなくなると、バイクの単価が高くなったり、車種が減ったりで困るし、そうなるとメーカーはやる気がなくなる……という負のスパイラルが始まる(あるいは、始まっていたのがさらに加速する)と、魅力的なモデルが減ってしまうんでしょうね、きっと。そうなってしまうんだろうか。いやだなあ。