CB1300SBをドナドナします

「今月の1枚」で取り上げたばかりですが、このたびCB1300SBをドナドナすることにしました。

ということで、富士山を見に行ったツーリングは、(おそらく、ほぼ間違いなく)CB1300SBでの最後のツーリングですね。その別れも惜しみつつ、行ったということです。

で、その後どうするのかとかなどは、また改めてということで。

ドナドナしたFZS1000について

ココログの旧ブログから引っ越す直前に、「FZS1000をドナドナしました」というエントリーを書きました。その後、こちらに移転してからFZS100の話を書こうかと思っていたのですが、なかなか書けずにおりました。書けないってのは、例によってバタバタしているからでもあるんですが、このバイクについては思い入れがいろいろあるだけに、何をどう書いていいか気持ちの整理がつかないってのも理由です。ただ、まあちょっと書いてみようかと思って書いてみました(長文になってしまい恐縮です)。

FZS1000(1回目の北海道で美瑛周辺にて撮影)
FZS1000は俺が大型免許を取得して初めて買った大型バイクです。 おおげさでも何でもなく、このバイクのおかげで、ツーリングの楽しさがわかりました。バイクの楽しさということになると、厳密には教習時に乗ったCB750の影響というも多少はありますが、もちろんFZS1000の影響が大きいですね。いずれにしても、大型バイク1台目が「ハズレ」だったら、バイクになんか乗るのはやめていたかもしれない。少なくとも、今みたいにセロー250やKLE500で、バイクが持つ楽しさの別の可能性を探ろうとしてはいないのではないだろうか。

免許を取った当初は、このバイクの“感覚”がつかめずいろいろ苦労しましたが、ある程度走るにつれて(たまたまかもしれんが)何とかなるようになり、いろんなところに出かけました。左の画像は、現在のサイトのトップページ(相変わらず素っ気なくてゴメンナサイ)やブログの上部に表示している画像と同じ時に撮影したもの。最初に北海道へツーリングに出かけ、美瑛の近くにあった、名も知らない道で撮影したものです。

結局、このバイクで北海道へは3回出かけました。下の画像は、うろ覚えですが、2回目の北海道ツーリングで釧路方面に行った時のものではないだろうかと思いますね。そのほか、九州や四国など、いろんなところへ行きました。車検も2回通して、結局、売却した時には走行距離は4万kmを余裕で越えていました。つまり、「地球1周」はしたことになります。

FZS1000(北海道のたぶん釧路方面で撮影)
では、なぜFZS1000をドナドナしたのかというと、正直イヤになった訳ではありません。むしろ相変わらず気に入っていました。ただ、もうちょっといろいろなバイクに乗ってみたかったというのが正直な気持ちです。とことん乗り続けて、このまま走行距離10万kmを目指すってのも、悪くはなかったんですが、他のバイクも乗りたい気持ちはありました。で、どういうバイクに乗り換えたいのかをいろいろ考え始めたのがここ1、2年くらいのことです。だからこそ去年はプレストカワサキの試乗会に行ったりしました。しかし、なかなか「これだ」というバイクにも巡り会えず、「このままFZS1000にもっと乗り続けようか」と思っていた頃に、CB1300SBの07モデルが発表。青系の色は好きだったこともあり、買い換えをしてしまったという次第です。正直「勢い」で買ってしまったってのもあります(か、金がないんですよねえ)。ハーフカウルで色も青系ということで、あまり変化が無いように思えるかもしれません。CB1300SBがFZS1000とどう違うのかといった話は、また別途したいと思います(例によって、いつ書けるか、ですね)。

FZS1000も既に現行モデルではなく、モデルチェンジしてFZ1になりました。乗り換え候補として、興味はあったのですが、去年のプレスト試乗会で試乗して、よりアグレッシブなテイストに変わったことに気づき、候補からはずしました。KLE500もそうですが、俺の好きな「中途半端さ」は、どうも世の中のトレンドとずれているようで、モデルチェンジで消えていく。FZS1000も結構かっ飛ばすことはできたので、個人的にはアグレッシブさという軸では既に十分に満足していたんですが……。CB1300SBに変えたことを、(今のところ)後悔はしていませんが、FZS1000みたいなバイクが消えてしまうのは、かなり残念です。

※ちなみに、ここ数カ月から半年くらいで、旧ブログ に「FZ1」を検索して来る人が増えているようです。去年のプレストの試乗会のエントリーがヒットしているようです。上記のような視点だったので、必ずしも好意的ではなかったかもしれないのですが(とはいえ一方的な誹謗中傷を書いたつもりもないですが)、当然ながら人によって重視すべき点は違うので、「FZ1はFZS1000とは違う」という話を好意的に受け止めた人も多いということなんでしょうか。