「三宅島」のプレ・イベントに国内メーカー4社は参加せず

イベントそのものの話は書いていない(書けなかった)くせに、この手の話ばかり書いているというのもおかしい気はするけど、でも書きます。

今年も三宅島のバイクイベント(
Challenge MIYAKEJIMA08 モーターサイクル・フェスティバル)は開催するそうですが、そのプレイベントを7月6日にお台場で開催するそうです。

って、今度の日曜日ですな。今になってようやく気づいたんですが。

案内ページを見ると、いろんなイベントが目白押し。特設サーキットでのデモのほか、試乗会やPRブース(ってイベントのPR?)や特設販売店というのもある。

出店企業名の一覧というのがあって、その中に「警視庁」まであるというのがいい感じ(Good Job!)ですが、バイク関連の企業もいろいろと出ている。メーカーでは以下の企業が出店します。

ハーレーダビッドソンジャパン
アプリリア
トライアンフ・ジャパン
BMW Motorrad Japan
BIMOTA
BOSS HOSS CYCLES TOKYO
KYMCO
MV AGUSTA JAPAN
NARIKAWA(ピアジオ)

主要バイクメーカーがずらりと揃いました。いやーそうそうたる顔ぶれですねえ……

とボケて見ましたが、これを見て分かることといえば、そう。日本のメーカー4社がきれいに全社参加していない。(海外の主要メーカーで「欠席」なのは、ドゥカティくらいかなあ)

第1回の開催の時に、日本メーカーは協力を辞退しました。そのことはこのブログでも(ホンダの不参加として)書いたけど、まだ関係修復に至っていないんですね。きっと。

日本国内のバイクのイベントで、海外メーカーがこれだけ協力しているのに国内4社が足並みをそろえて欠席ってのは何だかなあと思うわけです。第1回の時の情報を改めてググってみると、「安全に対する考え方が石原知事と違う」とか「レースに対する考え方が違う」などということで、参加を見合わせているようで。

「違う」で終わりにしてほしくないなあとは思うんだけど、無理なんだろうか。 「危ないから協力しない」んだったら、都もメーカーも「協力して危なくならないようにイベントを開催するにはどうするか」を一緒に考えることはできんのだろうか。まあ、開催しても当日に俺が三宅島まで行けるかどうかは分からないので(おそらくは無理だろうとは思います)、野次馬的な意見でしかないけど、ちょっと気になるんですよね。

あと、勘ぐりすぎかもしれないけど、こういうイベントに不参加ということからも、日本メーカーがもはや国内市場を重視していないんじゃないかと思えてくるんですよね。イベントに参加するという“リスク”に見合うリターンが期待できる市場ではなくなったということでしょうか。でも、海外メーカーは協力してますよ。

仮に協力しないのだとしても、その理由をきちんと説明して欲しいとは思います。メーカーの意見をきちんと聞きたいんですよね。バイク雑誌とかを読んでも、そういう視点でメーカーの担当者に取材した記事って見たことが無い(俺が知らないだけ?)。

結局、東京都もメーカーも、実は三宅島の住民(東京都にとってのサービス先)とかバイク乗り(メーカーにとってのユーザー)の気持ちにまで思いが至っていないのではないかという気がします。都もメーカーも変なところで意地になってないんだろうか。まあ、あとは前回も書いたことの繰り返しみたいになるんで、このくらいにしときます。

ちなみに、こんなこと書いておいて実は国内メーカーも開催時には協力していた、なんてことになると俺はみっともないけど、 その方がいいなあ、きっと。